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前健雑記

漫画家を志すも夢破れたライターの40代「半隠居」男による雑記

CANDY TUNE 全曲解説 その4 『未完な青春』

CANDY TUNE 全曲解説 その4 『未完な青春』

CANDY TUNE 未完な青春

CANDY TUNEの楽曲『未完な青春』は、青春の煌めきと成長のプロセス、そして仲間との絆を宝石にたとえて描くエモーショナルなポップソングです。

タイトルの「未完な青春」が示すように、この歌は“完成されていないからこそ尊い、青春の途中経過”に光を当てた、等身大の応援歌でもあります。

 

 

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作詞・前田甘露

作曲・早川博隆、尋木ヒロ

編曲・尋木ヒロ

 

カラオケ…DAM あり     JOYSAUND…あり

 

 

 

 

 

 


🌱【テーマ1:青春は“未完”でいい】

冒頭の

「どこにもない ありふれた日々さ」

というフレーズは、特別な出来事が起きているわけではない日常の一コマを、どこにでもあるようでいて、実は唯一無二だと語っています。その中にこそ、青春の尊さが宿ると伝えているのです。

「未完な青春 楽しみながら さあ目指そうよ」

というラインは、完璧を目指すのではなく、“途中”を楽しむことこそが青春であるというメッセージです。目指す夢や理想はまだ先にあるけれど、今この時もすでに宝物である——この価値観は、CANDY TUNEが歌うからこそ説得力を持ちます。


💎【テーマ2:「宝石」としての思い出】

この楽曲のキーとなるイメージは「宝箱」と「宝石」。

「この瞬間の ひとつひとつが 宝石だね」

「誰とも違う 一歩一歩が 宝石だね」

何気ない日々の中で起きた、小さな嬉しさや、泣いたこと、笑ったこと……それらすべてが人生を彩る輝きになっていく。
しかもそれは、「誰とも違う」一歩であるというところに、他者との比較ではなく、自分自身の物語としての価値を強調しています。


🤝【テーマ3:絆がくれる力】

この曲では「誰かの存在」が何度も大きな支えになっています。

「まっすぐに頑張る キミを見て頑張れる」

「“逢いたくなる” それだけで愛だよ」

ここに表れているのは、仲間・友人・大切な誰かがいてくれることが、日々を強く生きるエネルギーになっているということ。
「照れくさい感謝」や「微笑み」が未来へつながる力になるという描写は、CANDY TUNEの楽曲に共通する“人と人とのつながり”の大切さを象徴しています。


🌈【ラスト:未完な青春は僕ら色】

ラストでは

「未来が どんな色に光るか? 僕ら色だよ!」

と、未来はまだ白紙であり、何色にでも染められること、そしてその色は“君自身の色”であると締めくくられます。

これは「青春=過去の美しい思い出」ではなく、今も続いている、そして未来に向かって輝き続ける物語であることを歌っているのです。


🎤【総評:CANDY TUNEらしい、ポジティブで等身大の応援歌】

『未完な青春』は、単なる懐かしさやノスタルジーではなく、「いま、ここ」も、そしてこれからも青春は続いていくというメッセージに溢れています。

“キラキラしてるけど、ちょっと不安”
“仲間がいてくれるから、前を向ける”
“まだ完成していない自分でも、輝ける”

そんなCANDY TUNEの等身大の魅力が、ぎゅっと詰まった楽曲だと言えるでしょう。

 

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