CANDY TUNE 1stアルバム『倍倍FIGHT!』全曲解説
CANDY TUNEのファーストアルバム『倍倍FIGHT!』は、“元気で可愛い”だけでは終わらない、感情と表現の幅をしっかりと刻み込んだ一枚です。
闘志、楽しさ、カワイイ、迷い、優しさ、そして未来へ。全14曲を通して描かれるのは、CANDY TUNEが歩んできた道と、これから続いていく物語。
ここでは、アルバム収録順に全曲を振り返りながら、その魅力を解説します。

01. Overture – First Tune
アルバム『倍倍FIGHT!』の幕開けを告げるオーバーチュア。高揚感あふれるサウンドが、CANDY TUNEの世界へと一気に引き込む。これから始まる物語への期待と覚悟を音で示す、第一声にして宣言の一曲。
02. 倍倍FIGHT!
タイトル曲にして、CANDY TUNEの闘志を象徴する楽曲。元気で前向きなサウンドの奥に、「昨日の自分を超えていく」意志が込められている。ライブでは会場全体を一体にする、強力なアンセム。
03. 絶対きゃんちゅー宣言っ!
メンバーそれぞれの個性と楽しさが弾ける自己紹介ソング。「違うけど、みんな一緒」というCANDY TUNEの魅力を、明るく無邪気に描き出す。聴くほどに距離が縮まる一曲。
04. 必殺あざとポーズ
日本のアイドル文化が育んできた“あざとさ”を、遊び心たっぷりに肯定する楽曲。可愛さを武器として堂々と放つ姿勢が印象的で、カワイイを知り尽くしたCANDY TUNEらしさが光る。
05. 夏しかサマーー!
開放感あふれる王道アイドル・サマーソング。「夏しか勝たん」というフレーズに、思わず別の意味を重ねたくなる遊び心も魅力。楽しいだけで終わらない、ひと夏の記憶を刻む一曲。
06. 君もゾンビですか ゾンビですね
コミカルで異色なハロウィンソング。ゾンビというモチーフをユーモアたっぷりに描き、アルバムに心地よいノイズを加える。笑いながらも、なぜか共感してしまう中毒性の高い楽曲。
07. Twilight Dilemma
黄昏の時間帯に揺れる感情を描いた、クールな一曲。これまでの明るさを抑え、迷いや葛藤を洗練されたサウンドで表現する。CANDY TUNEの新たな一面を印象づける転換点。
08. 永遠Twilight
しっとりと歌い上げるバラード曲。移ろう時間の中で、「終わってほしくない瞬間」をそっと抱きしめるような優しさが響く。アルバム後半へ向かうための、静かな深呼吸のような存在。
09. 推し 好き しんどい
ヒャダイン(前山田健一)による、感情過多で中毒性抜群の盛り上がりソング。整理できない“推しへの愛”を、そのまま肯定するカオスな構成が魅力。ライブで真価を発揮する一曲。
10. アイしちゃってます
「倍倍FIGHT!」に続くSNSバズり候補曲。多幸感あふれるメロディと、思わず口ずさみたくなるフレーズが印象的。気づいたら好きになっている、その瞬間を祝福するポップチューン。
11. エトセトLove You
疾走するギターが印象的な、ライブ映え抜群の佳曲。カッコイイ曲を可愛く歌うというCANDY TUNEの魅力が存分に発揮されている。アルバム収録が嬉しい、現場力の高い一曲。
12. レベチかわいい!
自らを「レベチかわいい!」と宣言する、キラキラ全開のポップソング。現代アイドルの王道を歩む、カワイイラボ所属アイドルとしての覚悟と自己肯定が、明るく弾ける。
13. キス・ミー・パティシエ
デビュー曲にして、初めてSNSで注目を集めた記念的楽曲。乙女の恋心を甘く可愛く描き、CANDY TUNEの世界観を世に示した初期代表曲。すべてはここから始まった。
14. LASTING TUNE
「一緒に」「未来へ」「ありがとう」──感謝と希望に満ちたアルバムのラスト。終わりではなく、次へ進むための歌として、きゃんちゅー第二章への扉を開く。明日へ続く奇跡を信じて。
まとめ:『倍倍FIGHT!』は「続いていくアルバム」
『倍倍FIGHT!』は、単なるデビューアルバムでも、ベスト盤でもありません。CANDY TUNEというグループが、何を大切にしてきたのか、どんな感情を歌えるのか、どこへ向かおうとしているのかを、全14曲で誠実に提示した一枚です。
ラストの「LASTING TUNE」が示す通り、この物語はまだ終わらない。きゃんちゅー第二章へ向かう、その確かな第一歩として、『倍倍FIGHT!』はこれからも鳴り続けていくでしょう。