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前健雑記

漫画家を志すも夢破れたライターの40代「半隠居」男による雑記

笑点メンバーを『あかね噺』の「まいける式噺六性図」で評価してみた

こんにちは。前健です。

 

以下の記事で、漫画『あかね噺』に出てくる「まいける式噺六性図」を紹介・解説しました。

 

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あかね噺 笑点

今回は、この「まいける式噺六性図」をもとに、国民的テレビ番組『笑点』に出演しているメンバーを評価するという神をも恐れぬとんでもないことをやってみます。

多くの人におなじみの笑点メンバーを評価するとは、なかなかに勇気が必要ですが…やりますッ!

 

 

 

 

 

評価ジャンル

あかね噺 笑点

『あかね噺』作品内で示される「噺六性図」
  1. 「圧」(パワフル)…迫力や勢い、声量・力技
  2. 「情」(ドラマ)…人情ドラマ、感情表現
  3. 「脱」(リラックス)…脱力系、ゆるさ、シュールさ
  4. 「色」(セクシー)…色気、妖艶さ、華やかさ
  5. 「知」(インテリ)…時代考証、雑学、知性
  6. 「拍」(テンポ)…リズム感、早さ、切れ味

以上の6ジャンルを「S、A、B、C、D、E、F、G」という、最高のSランクから最低のGランクまでの8段階で評価

 

評価基準

笑点」番組内での大喜利での回答やその他の立ち居振る舞いを見た上で、筆者が独断と偏見で評価。

「おいおい! ちゃんと落語を聴いて、客観的な評価を下せよ!」というツッコミが聞こえてきそうですが…。それは無理です!厳しい修行を乗り越えて数十年プロの噺家として活躍している人たちをガチで評価するというのは生半可な覚悟・見識では無理です!

というわけで、あくまで「こういう考えかたもあるのね」くらいのノリでお読みいただきたく思います

何卒よろしくお願いいたします。

 

あかね噺 笑点

 

春風亭昇太を評価

  1. 「圧」… C
  2. 「情」… B
  3. 「脱」… B
  4. 「色」… B
  5. 「知」… B
  6. 「拍」… A

 

笑点の司会を2016年から務める春風亭昇太さん。すっかりその大役も板に付いた感があります。

かつての「独身で寂しい」というネタが結婚したことにより無くなってしまったのは寂しいですが、それも司会者としての安定感につながっているのならば良しということになるでしょうか。

さすがは司会者だけあって、全体的にバランスがとれた評価になりました。

林家木久扇を評価

  1. 「圧」… E
  2. 「情」… B
  3. 「脱」… S
  4. 「色」… F
  5. 「知」… G
  6. 「拍」… E

 

50年以上にわたって笑点メンバーを続ける林家木久扇さん。桂歌丸さん亡き後、「笑点の生き字引き」的存在として、そして与太郎チックなキャラクターとしても愛されています。

木久扇さんの魅力は、なんといっても癒やし系のゆるい「脱」。

「近年では『高齢になり、家への帰り道が分からない』といった認知症キャラクターも演じることもある(Wikipediaより)」くらいまでいっており、ますます脱力の度合いは高まるでしょう。

これからもお身体を大事に、末永い活躍を願わずにはいられません。

 

三遊亭好楽を評価

  1. 「圧」… D
  2. 「情」… C
  3. 「脱」… A
  4. 「色」… B
  5. 「知」… C
  6. 「拍」… C

 

「仕事がない」「お金がない」といったことをネタにする三遊亭好楽さん。どう考えても笑点メンバーというだけで十分な仕事とお金に恵まれていると思いますが、そういう細かいヤボな話は止めておきましょう。

木久扇さんとはまた違った形で脱力系キャラの好楽さんですが、ごくたまにとてつもない毒を含んだ回答をして視聴者を驚かせるときがあります(さすがにここでも詳細は書けないくらいです)。

 

あかね噺 笑点

 

三遊亭小遊三を評価

  1. 「圧」… B
  2. 「情」… C
  3. 「脱」… A
  4. 「色」… B
  5. 「知」… C
  6. 「拍」… B

三遊亭小遊三さんといえば、下ネタと犯罪ネタですね。

いやらしい系と癒やし系が融合されたスタイルで視聴者を楽しませる方です。小遊三さんのお顔を見るとカツ丼を食べたくなります。

木久扇さん、好楽さん、そして小遊三さん…と「脱」のポイントが高めですが、やはり噺家さんは、いや、人間全般は年齢を重ねると余計なカドが取れて、力が抜けていくのでしょう。

 

林家たい平を評価

  1. 「圧」… S
  2. 「情」… A
  3. 「脱」… B
  4. 「色」… B
  5. 「知」… C
  6. 「拍」… S

 

林家たい平さんは「圧」と「拍」の二部門で最高の評価としました。

力あふれる語り口と、歌舞音曲に優れていることからです。間違いなく、現在の笑点を上手く機能させている回答者筆頭ではないかと考えます。

噺家さんとしてもまさに今、脂が乗りきっている印象ですね。

 

あかね噺 笑点

 

桂宮治を評価

  1. 「圧」… A
  2. 「情」… B
  3. 「脱」… D
  4. 「色」… D
  5. 「知」… B
  6. 「拍」… B

 

桂宮治さんは、笑点メンバー加入当初に「たい平さんと若干キャラが被る」とおっしゃっていました。まだ完全にはそこからの脱却を果たしていないかもしれません。

しかし、そこは元トップ営業マンとしての経歴を持つ宮治さんのことですから、これから自分の味を上手く出していく力はきちんと持っているはずです。

 

春風亭一之輔を評価

  1. 「圧」… B
  2. 「情」… E
  3. 「脱」… B
  4. 「色」… S
  5. 「知」… B
  6. 「拍」… A

 

三遊亭円楽さん亡き後、しばしの時間を経て正式な笑点メンバーになった春風亭一之輔さん。まさにこれから噺家さんとしての本領を発揮する時期ではないでしょうか。

髪の毛を剃り上げた頭や顔の作りが、やたらと色気を感じさせるので「色」を最高評価にしました。

 

 

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番外編

山田隆夫を評価

  1. 「圧」… G
  2. 「情」… D
  3. 「脱」… B
  4. 「色」… D
  5. 「知」… G
  6. 「拍」… C

 

世界中どこを探しても、座布団を運んで食べていけている人は山田隆夫さんしかいないのでは、と思います。

プロの落語家さんたちと比べるのはいかがかとは悩みましたが、やはり笑点のメンバーであることには違いないので無理矢理入れさせていただきました。

一応、紅白歌合戦出場経験者なので「拍」の評価を少し上げてあります。

 

 

 

 

おわりに

いざ評価を終えると、「脱」や「情」のポイントが高いのがベテラン陣。その人たちを追う世代の方々は「圧」「拍」「色」などの評価が高めといった格好になりました。

あくまで私が施した自分勝手な評価ですが、少しでもお楽しみいただけたならば幸いです。

 

 

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