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前健雑記

漫画家を志すも夢破れたライターの40代「半隠居」男による雑記

巨人軍史上最高の四番打者は誰だ?【岡本和真の不振を受けて中田翔が第91代巨人軍四番打者に】

スカパー!プロ野球セット

2022年8月11日。精彩を欠く状態が続く岡本和真に代わり、日本ハム時代に1244試合で四番打者を務めた中田翔が、巨人の第91代四番打者となった。

長い歴史を持つ巨人軍の「四番」。

今回の記事では巨人91人目の四番打者誕生を機に、成績データをもとにした筆者の分析により「巨人軍最高の四番打者」を探していきたい。

巨人 四番

巨人軍歴代四番打者の成績

四番出場試合数

(数字は2022年8月22日現在まで)

昭和において時代を背負った四番打者四人が、1000試合以上四番としての出場を果たしている。

その圧倒的数字の次につけているのが岡本だ。現段階では「令和の巨人軍四番打者」といえば岡本和真…ということになるだろう。

意外にも平成時代は、松井秀喜をおさえてA.ラミレスや阿部慎之助の四番出場が多いことだ。

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巨人 四番

四番出場試合打率

(四番出場試合数トップ10入りした者が対象)

ここでは「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治を大きく引き離して松井がトップ。四番打者として.322の打率を残したのは驚嘆すべき偉業だ。

原と岡本の師弟(?)は四番打者としては若干寂しい数字となった。

ちなみに、通算打率より四番出場試合打率が高いのは、松井・川上・王・長嶋・ラミレス・阿部・中島の七人である。四番を任されることにより打率が上がった面々だ。

巨人 四番

四番出場試合本塁打

やはりというか、ON砲が強かった。

岡本は、松井やラミレスといった平成の大四番打者を抜き、川上の記録も射程内に捉えている格好。

ここで「四番打者としての本塁打率」も算出すると、トップは王の0.32本。これは、三試合に一本は本塁打を放っていることになる。何から何まで別次元の選手だったといえよう。

他の選手を見ると、岡本が0.25。原の0.24をわずかに上回っている。

四番出場試合本塁打数ランキング10位以内に入った選手たちは、すべて通算本塁打率より四番出場試合本塁打率が上回り、四番を任されて本塁打を放つ率は上がったようだ。

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巨人 四番

結論

「巨人軍史上最高の四番打者」は、総合的に判断すると王貞治ということになるだろうか。

正直、難しい問題ではある。四番打者という存在は、数字だけでの判断ではなく精神的にチームの打線を象徴する側面もあるからだ。それゆえ、長嶋茂雄が史上最高の四番打者と考えることもできるし、原辰徳松井秀喜の名を挙げたいファンも多いはずだ。

しかし今回「プロは結果がすべて」という視点で判断することにしているので、やはり王貞治を巨人軍史上最高の四番打者としたい。

細かく分けるならば、昭和は王、平成は松井、そして令和は岡本和真といったところだろう。

さて今は2022年8月。

中田翔が四番打者として結果を出して、巨人打線の新しい顔となるのか。

岡本が調子を取り戻し、四番を奪還して生え抜きの意地を見せるか。

はたまた新たな若い勢力が台頭するのか。

節目の第100代四番打者を見てみたい、という先走った気持ちもあるが、今はとにかく巨人の強い四番打者が見たい。

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