「進研ゼミ小学講座」が実施した「2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」から「小学生がなりたい職業」の結果
小学生がなりたい職業ランキング2022 【男子】
1位 ユーチューバー
3位 野球選手
4位 サッカー選手
5位 研究者・科学者
6位 芸能人
学校の先生
漫画家・イラストレーター・アニメーター
9位 医師
10位 動物園や水族館の飼育員・バスケットボール選手
ユーチューバーが1位となるのは3年連続だそうです。
ゲームクリエイターなども人気。
こうしてランキングを見ると、男子小学生があこがれる職業というのは時代を映す鏡のようであったりしますね。
そのほかは、昔からスポーツ選手などが安定的な人気を保っています。
私は、夢は見るものだし語るものだし、できれば叶えるものだと思っています。
「さすがに自分の子どもには、社会に高く認められた安定している職業に就いてほしい」というのが人情でしょう。
しかし、そういった多くの親が「良い仕事」というものも、時代の流れが早まる現代社会においては将来どうなるか分かったものではないとは思います。
- 子どもが望む職業に就けるように親がすべきこと
- 男子小学生がなりたい職業のデメリット一覧
- それでも子どもの夢を尊重し、可能な限りサポートする
- 夢が叶わなかった子どもに親がすべきこと
子どもが望む職業に就けるように親がすべきこと
- 子どもの情熱とスキルを理解すること。
- 子どもが望む職業に関連する教育やトレーニングプログラムについて調べること。
- 子どもが経験する機会を提供すること。
- 子どもの夢や目標に向けた努力をサポートすること。
- 子どもの自信を高めること。
- 子どもの失敗や挫折を支援すること。
これらのことをすることで、子どもが将来夢を叶えるために必要な知識やスキルを身に付け、自信を持って進んでいくことができるでしょう。
もちろん、夢や目標の先には厳しい現実が待っていることを忘れてはいけません。
ともすると残酷な話になるかもしれませんが、それを知ったうえで夢に向かって進むことができる子は「本物」です！
男子小学生がなりたい職業のデメリット一覧
ユーチューバーになると起こりえるデメリット
時間の無駄
「無駄」は言い過ぎかもしれませんが、動画の撮影や編集などに時間を費やす必要があり、他のことをする時間が減ることがあります。
社会からのネガティブな反応
コメント欄などからのネガティブなフィードバックや嫌がらせなどに直面することがあります。メンタル面の鍛錬が必要です。
生活の不安定
人気商売ゆえ収益が不安定であり、時期によっては収益が減ることもあります。
プライバシーの侵害
下手をすると自分の情報やプライバシーが侵害されるリスクがあります。
偏向や偏見
ユーザーからの偏向や偏見に直面することがあり、正確な情報を伝えることが困難な場合もあります。
また、自身の見識不足やユーザーの誤解などから「炎上」騒ぎになる可能性も。
ゲームクリエイターになると起こりえるデメリット
長い開発期間
ゲームの開発には長い期間が必要となり、他のことをする時間が減ることがあります。
ひとつのゲーム制作は月単位ではなく、だいたいが年単位です。
高度なスキルが必要
プログラミングやグラフィックデザインなどのスキルが必要であり、これらのスキルを習得するために時間を費やす必要があります。
逆に言えば高度なスキルをもって転職に有利になるといえばなります。
厳しい競争
ゲーム業界は厳しい競争環境であり、他の多数のクリエイターと競い合うことがあります。
かなり実力がものを言う世界です。
不安定な収入
ゲーム開発による収入が不安定であり、時期によっては収入が減ることもあります。
会社員かフリーランスか、勤務先の状況にもよります。
ストレスの高さ
ゲーム開発はストレスの高い仕事であり、仕事とプライベートのバランスをとるのが困難な場合もあります。
スポーツ選手になると起こりえるデメリット
肉体的な限界
スポーツ選手は長期的なトレーニングや試合によって身体に負担がかかり、肉体的な限界があります。
ある程度、才能・素質が必要でしょう。
プレッシャーの高さ
スポーツ選手はチームやほかの選手から高い圧力を受け、プレッシャーに対応する必要があります。
肉体だけではなく、精神も強さが求められます。
不安定なキャリア
スポーツ選手は怪我や年齢などの要因によりキャリアが短期的であり、不安定な場合もあります。
引退後の生活プランは早めに考えたほうがいいかもしれません。
投資の投入
スポーツ選手はトレーニングや装備などに多大な費用を投入する必要があります。
競技の種類によっては、信じられない金額がかかります。
集中的なトレーニング
スポーツ選手は集中的なトレーニングを行う必要があり、他のことをする時間が減ることがあります。
研究者・科学者になると起こりえるデメリット
長い仕事時間
研究者・科学者は長い時間、労力を要する仕事をこなすことが必要です。
ひたすら地道な仕事に耐え得る強い心を養うことが重要でしょう。
高度な専門性
研究者・科学者は高度な専門知識を有する必要があり、常に新しい知識を習得することが求められます。
負担の多い仕事
研究者・科学者は負担の多い仕事をこなすことが必要です。仕事とプライベートのバランスをとるのが困難なこともあります。
すぐに結果が出ない
研究者・科学者は長期的な観点を持つことが必要であり、即効性よりも長期的な結果を追求することが大切です。
例えばノーベル賞受賞者も、画期的な研究結果を出してから、数十年経ってようやく世間に広く認知されるといった具合ですね。
高い競争
研究者・科学者は高い競争を抱えることがあり、一流の研究者と競い合うことが必要です。
「学閥」といった、研究とは直接関係のない世界で上手く立ち回ることも求められるでしょう。
芸能人になると起こりえるデメリット
限られたプライバシー
芸能人は個人的な生活に関する情報が報道される可能性があり、プライバシーが限られます。
個人情報保護が進むことが求められていますが、芸能人に関しては難しい点が多々あるようです。
評判への影響
芸能人は公的な評判に影響を受ける可能性があり、評判の変化によってキャリアの変化もあります。
ザ・水商売です。
圧力の高さ
芸能人は社会的な期待や観客から高い圧力を受け、プレッシャーに対応する必要があります。
社会からついた自分へのイメージを維持するのは、厳しい道のりでしょう。
急激なキャリアの変化
芸能人はキャリアが急激な変化を迎えることがあり、新たな仕事の機会も失われることがあります。
次々に新たな人気者が出てくる業界。自身のポジションを保つのは容易なことではありません。
健康的なバランスの乱れ
芸能人は売れるとスケジュールが厳しく、健康的なバランスをとることが困難なことがあります。
学校の先生になると起こりえるデメリット
長い仕事時間
学校の先生は授業の準備や課題の添削など、長い時間の仕事をこなすことが必要です。
昨今は、教師の仕事量の多さが話題になっていますね。
多忙なスケジュール
学校の先生は多忙なスケジュールを抱え、仕事とプライベートのバランスをとるのが困難なこともあります。
繰り返しの仕事
学校の先生は繰り返し同じ内容を教えることがあり、時間が経つと飽きることもあります。
小学校の先生ならば、何十年も小学生相手の学習内容を教え続けるわけです。しかし、社会の変化に応じて、まったく新しいことを教えなければならないことも。
学生とのトラブル
学校の先生は生徒とのトラブルを回避することが必要です。学生の行動によって仕事が困難になることもあります。
多くの子どもたちを指導するとなると、トラブルを起こす生徒が出てくるのは、まず避けられません。
圧力
学校の先生は生徒の成績、家族や学校からの圧力など、複数の圧力を抱えることがあります。
そのほか、他の教師や教育委員会など、あらゆる人・組織の板挟みになって苦労が絶えないでしょう。
漫画家になると起こりえるデメリット
長い仕事時間
漫画家は長い時間、多くの作業をこなすことが必要です。心身に大きな不調をもたらす場合もあります。
とにかく睡眠不足や座りっぱなしの生活習慣から起こる不調を防ぐ対策は重要でしょう。
孤立
漫画家は多くの時間を独りで過ごす必要があり、社会的な交流や支援が少ないことがあります。
できるだけ同業者はもちろん、他業種の人たちとの交流をも心がけたいところです。
不安定な仕事
漫画家は仕事の不安定さを抱えることがあり、定期的な収入が得られないこともあります。
まだ売れない新人漫画家の手取り収入は微々たるもの。
そして、どんな大御所漫画家でも、新連載の人気がまったく無ければ打ち切りになるケースがほとんどです。
創作上の負担
漫画家は自分自身のアイデアや創作に対する負担が大きいことがあります。
厳しい競争
漫画業界は競争が厳しく、常に新しい作品を提供することが必要です。
毎月、あるいは毎週訪れる締め切りに追われて疲弊する漫画家は多いと聞きますね。
医師になると起こりえるデメリット
長い学習期間
医学生として長い期間の学習や実習が必要であり、時間とエネルギーを大量に投入することが必要です。
強い負担
医師は病気や傷害など、人々の人生に大きな影響を与える問題を解決することが求められます。これによって、ストレスや精神的な負担が大きくなることもあります。
長い仕事時間
医師は夜勤や休日出勤など、長い仕事時間をこなすことがあります。また、緊急時には迅速な対応が求められます。
強い責任
医師は患者の人生を担う責任があります。この責任によって、医師は決定や判断に強いプレッシャーを感じることもあります。
費用
医師は高価な教育費用や経費など、費用がかかることもあります。
私立大学の医学部は、学費がかなり高額です。
動物園や水族館の飼育員になると起こりえるデメリット
動物との接触によって感染リスクがある
動物に細菌やウイルスはつきもの。適切な予防措置が欠かせません。
動物のケアや飼い方に関する規制が厳しい
動物愛護の気運が高まる昨今、法律などで動物の扱い方には常に慎重な姿勢が求められます。
給料が低いことがある
一部の例外を除いて、決して高給とはいえない職種ではあります。
繁忙期や休日にも勤務が必要な場合がある
生き物を飼育すると仕事は、気が休まる暇を持つことが困難です。
仕事のストレスや負担が大きいことがある
大きな責任や飼育している動物の病気・死など、心の負担が重なることが多々あります。
それでも子どもの夢を尊重し、可能な限りサポートする
子供に夢を諦めさせるというのは、決して推奨されません。子供が夢を持つことは重要なことです。
代わりに、子供に以下のようなことを教えることで、自分自身の夢に向かって努力するためのスキルを身に付けさせることができます。
- 目標設定の方法
- 自己評価のスキル
- 失敗を恐れずにチャレンジすること
- 自分自身の能力やスキルを向上させるための方法
現実的な考え方を身に付けることこれらのスキルを身に付けさせることで、子供が将来夢を叶えるために必要な努力をすることができます。
夢が叶わなかった子どもに親がすべきこと
子どもの感情を尊重すること
子どもが夢を諦めたと感じていることに対して、その感情を尊重することが大切です。
子どもに話を聞くこと
夢が叶わなかった理由や感情について、子どもとオープンに話をすることが大切です。
夢が叶わなかったことで、新しい選択肢が生まれるかもしれません。これらを提示し、子どもが選択することができるようサポートすることが大切です。
自信を養うこと
夢が叶わなかったことが自信に悪影響を与えることもあります。そのような場合は、自信を養うことが大切です。
将来の夢について話すこと
夢が叶わなかったことで、新しい夢が生まれるかもしれません。将来の夢について話すことも大切です。
これらのことをすることで、子どもが自信を持って新しい選択肢を探求し、将来の夢に向かって進んでいくことができるでしょう。
何はともあれ、ボーイズ・ビー・アンビシャス！
