以前は、個人が自費出版するには何十万円あるいは何百万円という多額なお金がかかりました。出版社を通じて本を出すのも、出版不況の折、よほどの実力と運に恵まれなければ難しいでしょう。
そんな現代に、ほとんど費用がかからず出版社の編集者からの厳しいチェックを受けることもなく、アマチュアが出版できるツールが電子出版です。電子書籍を読む方は多いと思います。
もし、ご自分でも本を出版したいという方には是非、電子出版をオススメします。今回はAmazonでのサービス・kindle出版をご紹介します。
「人は誰でも、最低でも人生で1冊の本を書くことができる」という言葉があります。つまり、自分のこれまでの人生・生活についての事柄を書けば立派な自分史になるということでしょう。
人生経験を積んだ大人としてはチャレンジしてみたいものです。もちろん、小説を書きたい方もいるでしょうし、詩、漫画、あるいは写真集…。これらすべてがKindleで出版できます。
私が今までKindleで出版した書籍を紹介します。お時間とお金に余裕がある人は購入していただけると嬉しいです。
漫画家の仕事場: MANGA ARTISTS ROOM (脳下垂体出版部)
- 作者: 山地ひでのり 小西真冬 栗田あぐり ムラタコウジ 内田慎之介
- 出版社/メーカー: 能下垂体 出版部
- 発売日: 2018/01/16
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
とはいえ「Kindle出版は難しそう。デジタルに関してもそれほど詳しくないし…」と思われる方もいるでしょう。実は、デジタル・パソコンの専門的知識はさほど必要ありません。難しいこともありません。
ただ、自分で執筆・校正・編集・流通・販売その他をおこなうので、煩雑な作業が多いです。KindleはAmazonという米国企業のサービスなので、さらに煩雑。初心者はかなり手を焼きます。
そこで、初めてKindle出版をする人に推薦したい書籍があります。これもKindleで発売されているもので、「海河童」さんという方が書かれている『さるでもできるKindle電子出版』です。出版のために必要なアカウント情報の正しい登録方法・ファイルの適正な作成方法・表紙画像の作成方法など、Kindle出版にあたって誰もが悩むことに関して懇切丁寧な解説。非常に読みやすいので、ぜひ参考にしてください。
さるでもできるKindle電子出版: 30冊以上のKindle本を出版した筆者が、KDPアカウントの登録方法から、キンドルに最適なファイル作成まで、電子出版に必要な情報をすべて公開!
- 作者: 海河童
- 出版社/メーカー: 海河童本舗
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
さるでもわかるKindle電子出版:合冊版: 30冊以上のKindle本を出版した著者が、文章主体の本から、写真集の作成、さらには、電子出版の楽しみ方まで、Kindleにまつわる情報をすべて公開!
- 作者: 海河童
- 出版社/メーカー: 海河童本舗
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
Kindle出版の魅力のひとつとして「売れなくても売り続けることができる」というのがあります。書店で売られている紙書籍は、売れない商品はすぐに棚から姿を消し出版社に返品され、絶版。そして売れない本を書いた著者は、次の出版をすることが大変困難になるという厳しい現実が待っています。
それに比べるとKindle出版は、著者である自分が出版停止しない限り半永久的に販売を続けることができるのです。いつ、何のタイミングで本が売れるか分かりません。これは大変ありがたいシステムです。
いざ本を出版してみると、少し面白いことが起きる場合があります。Kindleストア内で、自分の作品が有名作家やベストセラー作品に挟まれて紹介されたりするのです。これも紙書籍出版ではなかなか味わえない醍醐味です。
大ヒット作品を狙うもよし、もちろん自分の書きたいことを思い切り好きなように書くのもよし、という自由な出版の形としてKindleはあります。慣れればスムーズにどんどん本を発表できます。
当然、ヒット作を出すのは至難の業ですが、自分の作品を販売すると、思いがけないことがたくさん起こって楽しいと思います。
↓合わせてこちらの記事もどうぞ。