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前健雑記

漫画家を志すも夢破れたライターの40代「半隠居」男による雑記

写真集の「文章」で煽る写真家は…?

 こんにちは。前健です。
 
私はカメラマンとして仕事をいただく他に、「写真家」として自分が撮影したい人・モノなどを自由に撮る活動もしています。
 
写真家活動発表のメインはKindleなどでの写真集出版。
 
Kindle出版については過去のこの記事も併せてご覧ください。
 
ふと気づいたのですが今までの作品には、私のアジテーション的な宣伝文句や大仰な前文がついていて、少し考えこみました。
 
まずは『I am MANGA LIVE PAINTERの宣伝文句をご覧ください。
 
『I am MANGA LIVE PAINTER

1980年代、空前の好景気を謳歌した日本漫画業界。しかし21世紀を迎える頃にはデジタル化の嵐が世界中に吹き荒れ、人々は漫画をアナログ・アナクロ文化とみなすようになり、商業誌は軒並み売り上げを落としていった。
 

そんな現代に、漫画文化の最先端国に生を受けつつ、漫画の表現方法を、史上前例のない試みで根本的に再構築しようとする女丈夫がいた。
 

内田慎之介――。
 

商業誌でその才能を高く買われ、プロデビュー。しかし、彼女の先進性についていける者は多くはなかった。
 

内田は気づいた。

「原稿用紙は、私には小さすぎる……!」

社畜」という日本独自の社会的ポジションに身を置きながらも、コスプレをして巨大壁面に向かって漫画のライブペイントをおこなう、という突き抜けた前代未聞の発想。疑うならば、他にこのようなパフォーマンスを2015年の時点でおこなっていた者を挙げていただきたい。
 

本書は、そんな内田慎之介の、2016年11月に開催されたデザインフェスタでの奇跡の軌跡を出来うる限り世の人々に伝えようという意図で作成された写真集である。
 

1日目、厳寒の中、内田は焦っていた。

「進捗がヤバイ……」
 

どうなる!?  どうする!? 内田は2日間で見事大作を描き上げられるのか!?
 

古代人類が描いた壁画は、数千年の時を経て『ネオ東京』の地で内田の手により大幅なバージョンアップ!
 

ダイナミックかつ官能的な「作品」と「作者」の両方が楽しめる、お得すぎる1冊。
 

この写真集には漫画の可能性が詰まっている! 読者は歴史の立会人かもしれない!

 

 

I am MANGA LIVE PAINTER

I am MANGA LIVE PAINTER

 

 

 

 

 そして『漫画家の仕事場』の前文もどうぞ。

 

漫画家の仕事場

   はじめに

 

あれはいつだったか、旧友Y君と居酒屋で魚を肴に安酒を飲みながら「天才談義」のようなものをしていたとき。
 
 

私は「芸術・芸能・その他大衆娯楽において、天才と呼ばれるべき人種は音楽家ではないか」といった旨の意見を、よくよく考えないで何となく雑に述べたところ、Y君は色をなして持論を展開してきた。

 

「アホ! 日本で生まれ育った我々にとって、漫画家こそが内外に誇る最高の天才クリエイターじゃろ!」

 

なるほど確かにY君の言うとおり空間芸術と時間芸術をきわめて高度に融合させて、あまねく多くの読者に支持される作品を作り続ける漫画家は、並の人間にはそうそう務まるものではない。長年漫画執筆をし続けてきた私にとっては、とんだ盲点だった。やはり雑誌の新人賞止まりの零落の身にとっては、現役最前線で闘っている漫画家諸氏の計り知れない能力をよく分かっていなかった。

 

考えれば考えるほど、迫り来る〆切に追われて漫画を描き、それが不特定多数の人々から支持を受けるといったことは、生半可な事象ではなく、生まれ持った高い能力に加えて長年の研鑽を積んできた者にしか到達しえないミラクルである。

 

後日、私は思い立った。このようなミラクルを常に巻き起こしている才気あふれる漫画家の仕事場を写真にて記録できないものかと。それを一般読者に提供できないものかと。

 

漫画が大衆芸術である以上、より多くの人によって愛されるべきである。今や漫画制作の現場は、進取的な読者の興味の対象となっていると思われる。漫画愛読者の必読すべき真に価値ある写真を撮影・出版し、漫画ファンの興味・関心を満たし、漫画家志望者に須要なる創作の資料、モチベーション向上の原理を提供したく思った次第である。

 

漫画を愛するファンや志望者に感動と希望、忠言とを寄せることは私の熱望するところである。

 

 

漫画家の仕事場: MANGA ARTISTS ROOM (脳下垂体出版部)

漫画家の仕事場: MANGA ARTISTS ROOM (脳下垂体出版部)

 

 

写真家はしっかり自作について言葉で語るべきなのか?

 

それとも言葉を弄するより、写真のみで語らねばならないのか?

 

正解はおそらくないでしょう。

 

いずれにしても、私は語り過ぎ・煽り過ぎのきらいがあるようです。「弱い犬ほどよく吠える」。もう少し大きく構えて写真で勝負したほうがいいかもしれません。

 

 

写真家の流儀[雑誌] エイムック
 

 

 

写真家の流儀 (エイムック 3467)

写真家の流儀 (エイムック 3467)

 

 とはいえ、好きでやっていることなら好きなように自由にやりこます人生もアリかな、とは思いますね。