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前健雑記

漫画家を志すも夢破れたライターの40代「半隠居」男による雑記

辞書を読破せよ! 全国トップの成績だった私の勉強法 3

こんにちは。前健です。

 

皆さんは辞書をお持ちでしょうか?

 

私が愛用する中型国語辞典 大辞林

私が愛用する中型国語辞典「大辞林

 

紙の辞書はもちろん、ポータブル電子辞書でさえネット検索に取って代わられた感があるこのご時世。「スマホがあればそれでいいじゃん」という意見の方が多数を占めているでしょう。

 

確かにネット検索で十分に事足りる時代になりました。紙の辞書など「重いし邪魔だし…」とかなり敬遠する気持ちは分かります。

 

それでも私は声を大にして言いたいのです。

 

「辞書は暗記するくらいの勢いで読め!」と。

 

 

 

 

紙の辞書は読むためにある


 作家の故・井上ひさし氏は「無人島に1冊だけ本を持っていけるのなら『広辞苑』にする」と語っていました。広辞苑を一日中読んで、ペンで色々と書き込みをしたいということです。

 

これは「辞書は分からない言葉を調べる(引く)もの」という大多数の人々の考えとはだいぶ違います。

 

実は、かく言う私も、無人島に1冊だけ本を持っていくとしたら広辞苑か、同じく中型辞書の「大辞林」がいいなと思っています。

 

仮に絶対的な信仰を持っていれば、その宗教の教典を選ぶのでしょうが…。

 

なお、電子辞書と紙の辞書の用途を比べると、これは言わずもがな。

 

・電子辞書→言葉などを調べるツール(どこまでも検索機器に過ぎない)

・紙の辞書→時間をかけて読むべき本(小さな宇宙空間を体験できる)

 

昭和の文豪・三島由紀夫は、生前のインタビューにて「作家になりたいのなら字引(じびき→辞書のこと)を読み込むことですね」と語っていました。

 

初めてそれを観たときの私は、冗談なのでは? と思いましたが、どうやら本気だったようです。それは少しでも三島作品を読んでみれば一目瞭然。理解できます。

 

当然、国語辞典に限らず、漢和辞典その他外国語の辞書にも適用できます。

 

ところで、いま「大辞林」を取り出してみると、本文は2800ページほど。これを読破したり暗記したりするのはかなり壁が厚いと思われるかもしれませんが、一日1ページを読むだけで7年ちょっとで読破は可能です。

 

15歳から読み始めれば、22歳の大学卒業時には周囲の人々と比べて鬼のような語彙力・知識を身につけられる勘定です。

 

とにかく、紙の辞書は読むもの。ただ調べ物をするためだけに使うのは宝の持ち腐れと言うべきです。

 

私が愛用する辞書(一部)

私が愛用する辞書(一部)

(↓ 定番の『広辞苑』です)

 

 

(↓ 広辞苑と比べてみるのも一興。『大辞林』)

 

 

スペシャリスト+α = ゼネラリスト


 「現代社会は、ひとつのスキルに特化した人材が求められるスペシャリストの時代だ」という風潮があります。私も同意見です。

 

高度なスキルがないと社会で生き抜くのが困難になりつつあります。ことに40代以下の人々は自分の得意な分野のスキルをとことん磨きましょう。

 

しかし、そこでとどまっていたら、見事に専門バカに陥る危険性が高いです。自分の専門領域以外は知識がほとんどない、というのはあまりにも寂しいし恥ずかしいと私個人は思います。

 

つまりは、スペシャリストになって、さらにゼネラリストを目指す。幅広い教養を持っていて損することはありません。

 

特化したスキルを持っていれば、ほかの知識は広く浅くでもかまわないのではないのでしょうか(もちろん強く興味を持った分野は深く掘り下げて良し、です)。

 

別にジャーナリストの立花隆氏のような「知の巨人」になる必要はないです。無論、目指したい人はとことん突き抜けてほしいですが。

 

ちなみに立花隆氏は「広辞苑は読まない。広辞苑で分かるようなことくらいのものでは仕事の役に立たない」という言葉で巨人ぶりを発揮しています。彼ほどのレベルになると確かにそうなのかもしれませんが、常人たる私はまだまだ広辞苑を読む生活で十分です。

 

ここで「知識を増やしたところで何になるの? ただの頭でっかちになるのでは?」という意見もあるでしょう。

 

これに答えるとしたら「頭でっかち大いに結構! 知識も情報も持たずして、一体何を考えられるのか? 最適解に近い行動を起こせるのか?」ですね。

 

私が愛用する辞書(一部)

私が愛用する辞書(一部)


 

 

語彙の豊富さは豊かな人生につながる


 2016年にベネッセコーポレーションが全国の高校生から社会人まで3130人を対象におこなった調査によれば、語彙力が高い人がいる世帯のほうが、低い人がいる世帯より収入が高い傾向にある、という結果になったそうです。

 

この結果は実に自然なことでしょう。

語彙が豊富ならば脳全体の働きが良いでしょうし、コミュニケーション力も高い人が多いはず。

当然、ほかの人より仕事が出来るので、収入が高くなります。

「知は力なり」という言葉はほぼ真実です。

 

たとえ収入に直結していないとしても嘆くことはありません。

言葉の海の中で遊ぶ快楽は、それだけでも人生を豊かにしてくれます。

 

読書・執筆、その他諸々において高度かつ豊かな知的生活を送ることができます。

私は、少なくとも語彙力が高い人が食いっぱぐれることはないのではと考えます。

 

 

 

書見台は便利


 実際に「辞書を読む」ということになっても、大きめの辞書は重いです。

かといって手に持たず、机の上に置いて読むと姿勢を崩します。

 

ここでオススメしたいのが書見台です。

 

愛用の書見台

愛用の書見台

 

大きめの辞書であっても耐えられる、高い品質のものを選んだほうが後々の後悔がなくて良いでしょう。

 

大辞林の重さにも耐えられる作り

大辞林の重さにも耐えられる作り

 

 

 

まとめ


辞書は、その分厚さ・活字の小ささの前に怖じ気づく人が大多数。

だからこそ読み込む必要があるといえます。

稀少性は大事です。

 

少し厳しめのことを言いますが、辞書を読破さえできない人間が一体何を成し遂げられるのか? です。

 

まだ間に合います。

小さなお子さんはもちろん、青少年や年配の方々に対しても、軽やかに辞書を読む行為を強くオススメします。

意外に面白いものですよ。

(↓ 世間では、この『新明解国語辞典』の評判が高いですね。確かに言葉の解釈に独自性があります)

 

(↓ もちろん「読む」紙の辞書とともに「引く」電子辞書も必要!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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